司法書士費用の分割はできるのか?
弁護士同様に、債務整理に関しては、司法書士も費用の分割をしてくれる、後払いにしてくれるところがあります。
債務整理の相談となれば、相談者も費用の用意が難しい方ばかりでしょう。
そういった事情があることも司法書士は考慮してくれていますので、費用についての支払いで不安なことがあれば、相談してみるといいでしょう。
また、分割での支払いに対応をしてくれるかどうかは、インターネットでも探すことができますが、電話などでも聞くことができます。
なお、一概に司法書士と言っても、料金体系やサービスは違うものです。
無料相談を利用して、司法書士選びを行いましょう
特に、司法書士は弁護士ほど任意整理を主要な業務として行っているわけではないため、司法書士間での仕事には差が出てしまいます。
また、司法書士の中でも認定司法書士でないと簡易裁判所における民事訴訟の代理人となることができません。
これは、過払い金がある場合に専門家に依頼する際のポイントとなります。
そもそも司法書士の本業は会社や不動産の登記が専門ですから、適当な事務所に飛び込んでしまうと後悔することにもなりかねません。
そういったこともあり、無料相談を利用してから選ぶようにしましょう。
なお、複数訪問するのが大変であれば、電話で無料相談を行っている司法書士もいるので、利用してみるといいでしょう。
安く済ませるためには費用を比較する
次に、司法書士のサービスを見比べてみましょう。
例えば下記のようなサービスをしているところを多く見かけます。
☆初回の相談料が無料
☆着手金無料
特に、過払い金が発生するケースでは、着手金が無料となる場合が多いようですから、過払い金が発生するケースではそういったサービスがある事務所を選ぶといいでしょう。
また、費用について少し説明すると、以下の費用が基本的にはかかります。
・着手金
・報酬金
・実費
この中で注目すべきものは報酬金です。
というのも、着手金は成果に関係なく事件に着手するための費用として支払うものであり、返金もされません。
このようなことから、各事務所の費用を見てみても、着手金にそれほど差はないといったところです。
ですが、報酬金は依頼者が得られた利益によって発生するものです。
ですから、減額できたなどの成果が出ない場合でも債務整理をしたという利益をもって報酬を取るケース(基本報酬)と、減額できたか否かで報酬が発生するケース(減額報酬)と2つに分けることができます。
・基本報酬
・減額報酬
この2つについては、2つとも取らない事務所もあれば、どちらかを取る、両方を取る事務所など、各事務所によって分かれています。
更に、減額報酬については、減額分の何%を報酬として取るのか?という点もポイントとなります。
一般的には、得られた利益(減額分)の10%程度です。
但し、過払い金を回収した場合には、その報酬は得られた利益の20%程度というのが相場かと言えます。
また、着手金を取らない代わりに、報酬金を1社2万円程度などと一律に設定しているところもあります。
このように、司法書士や弁護士費用は少し複雑な部分もありますので、各所比較をして判断するといいでしょう。