相続人の一人が弁護士を雇った場合、弁護士費用は皆で負担しなくてはいけないの!?

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遺産相続における弁護士費用の負担について

そもそも一体これはどういう事か?

 

というと…
ケースとしては、相続人のうち一人が勝手に弁護士を雇ったにもかかわらず、その弁護士費用を他の相続人が請求されたなどの場合です。

 

つまり、「遺産相続における弁護士費用は相続人全員が支払う義務があるのかどうか」が問題となります。

 

結論から言うと、直接弁護士に委任した者ではない他の相続人に、支払い義務はありません!!

 

 

ですから、もし弁護士に委任していないにも関わらず、他の相続人から「支払って」と言われても応じる必要はありません。

 

なお、ここでポイントがあります。
弁護士が相続人の一人から依頼を受けて受任した場合、他の相続人に対して相続関係や相続財産を調査してよいかどうかの「同意書」に同意を求めてくることがあります。

 

しかし、その同意書は、あくまでも調査への同意書です。
つまり、これだけをもって「他の相続人も弁護士に委任した」ということにはなりません。

 

よって、もし他の相続人に対して弁護士費用を請求したいのであれば、「共同して依頼をした」というような証明(委任状など)が必要になります。

 

弁護士を雇った相続人にしてみれば、「他の相続人も当然支払ってくれるもの」として弁護士を依頼する方が多くいますが、一人で直接依頼したのであれば、弁護士はその方の代理人にすぎません。

 

この点は注意しておきましょう。

素人相手をいいことにぼったくる弁護士もいる!

相続人のうちの一人が単独で弁護士を依頼したにもかかわらず、委任を受けていない相続人に対しも弁護士費用を請求する弁護士がいます。

 

弁護士からの請求となれば、それは支払わなくてはいけないもの!と思われてしまうでしょうが、支払う必要はないので注意してください。

 

というのも、すでに説明したとおり、着手金や報酬金の請求については、本来なら弁護士は委任を受けた方に対してのみ請求できます。

 

頼んでもないのに、「支払え」なんておかしな話ですね。

 

更に、報酬金額については、依頼してきた相続人だけの経済的利益によって算出されるのが一般的です。

 

それなのに!
全ての相続人が受けた経済的利益を合計した額を基準に請求する弁護士がいます。
これは、普通では考えられない事です。

 

なお、着手金は資産総額などで決まるのが一般的です。

 

そして、もっと酷い弁護士になると、委任を受けていない相続人に対しても、それぞれの経済的利益を算出して弁護士報酬を請求したり、着手金等の弁護士費用を請求するというどうしょうもない弁護士がいるのです。

 

この請求についてですが、その弁護士と代理人契約を交わしていなければ、支払う必要はありません。

 

頼んでもいない者からも取ろうということですから、どう考えてもおかしいです。
無知に付け込んで、暴利をむさぼろうとしているとしか思えません。

 

こういった請求があった場合には、すぐに法テラスや弁護士会に相談しましょう。